基本、言われるのは"無機質"
でもそれは、欠点でもあって ―――




「なぁ 月姫
俺のいいところって、どこだと思う…?

―――…

… 何でそこでタイミングよく
眉さ ひそめるのよ…」




夜もふけて、帰宅


ハルトは出かけていて
あぐらに月姫を乗せながら
真木がソファで寝ていた


… なんかいつの間にか
真木も普通に懐かれてるしよ
傍に一日、居られない分
こういう時、パパって不利だよな
パパじゃないけど…


テーブルの上には書類と
開きっぱなしのノート


"ガチャン"と
玄関の扉が開く