「カレン。頼むから。好きって言って。」 ドキッとした。 いつも冗談交じりに言うそのセリフを 今にも泣きそうな声で聞くのは初めてだ。 「何言ってんの。 こんな時に冗談キツイって。」 必死で抵抗してもピクともしない。 「その会ってた男と付き合うの? その男のこと好きなの?」 何を言っているのか。全然わからない。 これもいつもの冗談? 「蓮さん。とにかく。離して。痛い。」 なにより。こんな所、もしルナに見られたら 言い訳できない。