カラフル・スパイス

時折むけられる痛い視線の中、授業を終わらせて・・・放課後。

ユナにとき伏せられたせいなのか、あるいは別のせいなのか・・・

なんか行かなきゃ悪いような気がして、なぜか門にいるあたし。



「お人よし?違うか。
・・・馬鹿正直?」



あぁなんか悲しね!

はぁ、と漏れたため息が、むなしく霧散する。

鞄を握った手が、なんだか汗ばんでる気がする。