「チョ、ちょっとあの………」
な、なに!?何が起きてる…………??
「ごめんっ!!大丈夫??怪我、してない??」
「あ、はい………」
「ほんとに??ほんとに大丈夫??」
私の体をジロジロ見てきて、何なのこの人??
てか、いつまで抱きしめてるの??
いい加減離して欲しいんだけど!!!!!!
「あ、あの!!大丈夫ですから、いい加減離してくださいません!?」
「あっ、ごめん。」
そう言って、やっと話してくれた彼。
もう…何なのほんと……
てか、学校遅れる!!
時計を見ると8時30分集合なのに、なんともう15分前だった。
私が行こうとした瞬間、この人からとんでもない発言が飛び出した。
「本当にごめんね、姫。」
「はっ????」
ヤバッあまりにも珍発言過ぎてまぬけな言葉が出てしまった。

