【短】キスだけじゃ足りない。





「こっち来いよ。」




奴の言葉に渋々向かう。




あんたが来なさいよって思いながら。




「何よ。」




目の前に行き、椅子に座っているやつに目を向けた。





―グイッ





「きゃっ」




突然腕を引っ張られた私は、前へ倒れる。




…かと思いきや




「…な!!」




私はやつの膝の上。




「俺のこと、好き?」




「…んっ…」




そう聞かれ、いきなりキスをされた。




自分から言わず私に言わすき?




「…ふぁ…ん…」




あまりにもキスが甘くて…




もう自分から言っちゃおうと思っても、やつのキスがそれを言わせてくれない。