【短】キスだけじゃ足りない。






「たのもー!!」




バタンと勢いよく扉を開けた。




「何だよ、煩いやつ。もう用ないからここに来ないでいいよ。」




目も合わさず、机の上にあるコーヒーを飲む。




冷めたようにいうその姿に、何ががプツンと切れた。




「私のこと、好きじゃなかったの!?」




「…ン゛!ゴホッ…ゴホ…」




思いもよらない言葉が返ってきて、むせかえる。




「何で…それ…ゴホッ」




「茉莉菜から聞いたんだもん。」




「あいつ…っ」




「ねぇ、あんたは一体何がしたいの!?」




言葉が止まらなかった。




何でこんなに私、イラついてるの…?