【短】キスだけじゃ足りない。





女の子は慌てて服を直し、出ていった。




部屋には…




私と…




私を意地悪な笑みを浮かべて見下ろす、生徒会長…




「あ、…これ!ももも持ってきました!!」




やっと出てきた言葉。




私は書類を近くにあった机に置き、急いで出ていこうとした。




が、




それは奴によって許されなかった。




―ガチャッ




私が出る前に締まる鍵。




私の目の前には閉まったドア。




そして…




「いけないもの見ちゃったね、遥ちゃん。」




耳元で囁き、片手を腰に、もう片方の手を首にまわされてしまった。