ってヤバイ。入学式間に合わないやっ!
急がなくっちゃっ!

ドンっ!

私よりかなり大きい男の人にぶつかった

「ごめんなさいっ!」
「ごめん!」

声が重なってお互い顔を上げる。

私は思わず目を見開いた。

そこには、ふさふさの茶髪、くりっとした目、カワイイ系?いかにもイケメンな男の人がいた。

「大丈夫?怪我してない?」
「大丈夫です。こちらこそごめんなさい」

ふつーぶつかるだけで怪我するわけないでしょ。
少女漫画じゃないんだから。
どーせ、いや、擦りむいてるよとか言って保健室に連れてくんだよね。
こーゆーパターン。

「んじゃぁ。」

っておーーーい!
期待してたわけじゃないけど
まぁ、怪我してないし、、
急がなきゃ。