侍恋

「季節の新曲花降です。どうぞ」朝から大忙しな季節。それに六人しかいないと言うことで録画したものを流している。
「季節の皆さんは、いろいろと挑戦して来たと思いますが。これから何を挑戦したいですか」司会者は聞いた。「そこはやはりリーダーに聞きましょうよ」暗泉は、ニヤリとしながら言った。「こういう時だけリーダー扱いするなよ」「悪いね。で、リーダーどう」「昔から絵を描くのが好きなので大会とかに出してみたいですね」「リーダーの絵は最高に上手いんですよ」僕は言った。「なんと季節の皆さんが絶賛する輝羅泉さんの絵がスタジオにあると言うことでどうぞ」司会者がそう言うと輝羅泉の絵が登場した。すると司会者やレギュラーは驚いてしまった。その絵はまるでプロのカメラマンが撮影した風景のように一つ一つのタッチが美しかった。「プロにも負けずですね。」画家としても活躍しているレギュラーメンバーの俳優、輝羅済 龍之介が言った。「ありがとうございます」輝羅泉は褒められて上機嫌。
それから、2日後冴山が帰って来る日。季節のメンバーは、一人一人が忙しかった。ドラマの撮影で暗泉は京都に行っていた。輝羅泉はバラエティーを見ていた大会の委員長から声がかかり大会用の絵を描いている。