『隼人!次アレ、コーヒーカップ乗りたいV』

「はい。はぃ。」


はしゃぐ私。コーヒーカップを指差して、私は隼人の袖を引っ張って、早くといいながら、コーヒーカップに向かった。

隼人は、引っ張られるまま呆れたようについてくる。

まるで、子供は私の方か?

平日の遊園地は空いていて、待たずにすぐ乗れる。
私は、片っ端から休まずアトラクションを乗った。


だって、隼人は、休みの日は部活でいけないし、こんな機会めったにないもん。

コーヒーカップをさんざん回しまくって、目が回る。ふらふらしてる私を見て、隼人は、吹き出した。


「お前、本当子供みたい。」


私の頭をくしゃくしゃする隼人は、全く目がまわってない様子。あんなにまわしたのに、なんかくやしぃ。

「ベンチで休んでな。なんか買ってくるから。」


『うん。ありがとぉ。』
あー、なんか気持ち悪くなってきた。ちょっと、はしゃぎすぎた。。


私は、ベンチに腰をかけて、上を向いた。


『今日もいい天気だなぁ。』

雲ひとつない青空。快晴てこういう事言うんだよなぁ。


ぼんやり眺めた空。
なんだろう?