私は高校2年生。名前は城崎みゆ

「今日の王様はだーれだ!」
今私のクラスでは王様ゲームが流行っている。断るのがめんどうなので参加してるけどほんとはりょう先輩を見に行きたい!!
りょう先輩というのは私が勝手に片思いしている相手だ 顔良し、頭良し、おまけにバスケ部のエースとして活躍している。みんなからとても人気があり私にはとても遠い存在だ


「ねぇ。みゆ何番だった?」
「16。結花は?」
「わたし〜はぁ〜19!」

今日の王様はりょうでーす。
学級委員の山梨くんがいった

じゃ〜命令はー。
「25番と16番が密着してハグをする!!」
うっ。最悪だ。しかも相手は…
「あっ、俺25番!」
なにかと私にちょっかいをだしてくる山崎くんだ…

「16番の人〜」

「おっ。16番はみゆか。みゆとなら簡単な命令だな いつもやってるし!」
「やってないし!デタラメいわないでよ!」
「まぁ、そう怒るなって。俺たちは運命なんだよ。早く付き合おうぜー俺のベイビー♡」
…はやく終らせよう。

仕方ないので私はしぶしぶ山崎くんとハグをした。

「ちょっと!もういいでしょ、離れて」
「まだだもっと密着してー体を絡ませ。」
うわー最悪だよ りょうはいつもこうやって恥ずかしい命令をしてくる

山崎君が、体をからませてくる
む、むねあたってるし///

キーンコーンカーンコーン

授業のチャイムがなった。
「みんな席につけ〜」

ふっーやっとおわった
山崎くんはにやにやしてこっちみてくるし。


「みゆ〜今日もりょうの命令ハードだったね…」
「もー最悪だよ〜」
「みゆも、実は嬉しかったりして」
「ないないない」
「まぁーそれよりお弁当食べよ」


みんな、集まれ〜
「王様だれだー」
本日2回目の王様は…
山崎くんだ……
しかも私たちクラスの特別ルールの
一日の、二回目は王様と〇〇するというのがある

じゃー9番の人は、俺と、付き合う!!

さすがに、一日に二回は当たらないだろうと思いつつ自分の番号を確認する
私の番号は
…9。よりによってなんで
あ〜、もう今日は最悪だー。山崎くんと付き合うくらいなら死んだ方がマシだ