そこに現れたのは輝己だった。

「輝己か…ってなんだよ!」

「忘れ物でもした?」

「無視ですか……。
そうだよ、忘れ物したんだよ!
明日提出なのに忘れちゃってよ〜」


そう言いながら輝己は机を探る。


「あったあった。
ところで会話戻るけど何してんの?」

「ん?あー、うん。
振られた…………」

「……は?振ら、れた?
えーーーーーーっ!?」