走り出した先の未来に何があるのか まだ知らないけど きっと、これが…最後のチャンスなんだなって … 「はぁ…っ!…着い、た…」 時計は10時40分。 駅はサラリーマンとか大人がたくさんいる。 この中のどこかにいるはず … 疲れきって汗だくで、酷い顔だろうなぁ… なんて思いながらも私は彼を探した。