「あっ、ごめんね。」

そう言って、私を離した。

「返事はゆっくりでいいから。」

私は何も答えられなかった。


「じゃあね。」

「うん。」


晃くんは帰っていった。

私は、頭が回らなかった。
と言うより頭が真っ白になった。
と言った方が合うかもしれない。

私は食欲もなくお風呂に入ってすぐに寝た。

でも、寝ることも出来ず気づいたら朝だった。