二回も掛かってきているんだから急用だと思い、出てみると

「なっちゃん?」

「うん。」

「今から家でてこれる?」

「え?」

「今、なっちゃんの家の前。」

窓から外を見てみると晃くんがいた。
晃くんは私のことに気づき手を振ってきた。

「今から行くね!」

と言って電話を切り下におりた。

玄関をあけて

「晃くんどうしたの?」