退院した後、アパートに手紙が来た。
愛海と私宛だった。

「……お母さん」
「…………」

愛海は私と眼を合わせないように
一人で手紙を読んでいた。

「愛海、どうして?」
「……ごめん」
「どうしてお母さんが知ってるの?」