「……ふぅ。」
どうやったら迷惑を掛けないんだろう。
自分でやりたいのに出来ない自分が
無力すぎて悲しくなってくる。
だって、私
普通に生まれて
普通に育ったのに。
神様は意地悪って言うけど
私は本当だと思った。
「何もしないほうがよかったりして。」
こんなこと、
考えたくもないのに。
「……寝よ。」
布団は押入れにしまっていない。
だって直ぐ寝れないから。
急いで着がえて(それでも時間は掛かるけど)
私は大きい布団を敷いた。
“ボスッ。”
見える慣れない天井。
知らない天井。
同じ世界なのに
迷い込んだ気分になる。
空は繋がってるのに
自由の差はあって。
「…………。」
本当に、不思議だ。

