「え、やっぱり、合ってないかな?」 「す、すいません……っ。」 笑いを堪える。 大丈夫、こうして心を開けば。 誰だって、嬉しいもの。 「何か、よかった。」 「……え?」 「明るそうな子で。」 また、その笑顔が とても、可愛かった……。 雨上がり。 真っ直ぐな虹が空を飛んでいた。