「はぁ? 雅紀に告られた⁉︎」

電話越しに葵の声が鳴り響く

私は帰ったあとすぐ葵に連絡した

「それがまじなんだよね…」

「あいつとうとう腹くくったか…」

「え、葵知ってたの⁉︎」

「ま、まぁね… ずっと相談とかのってたし てかあんた気づいてなかったの⁉︎」

「いや、気づかないよ 今日初めて知ったんだもん ほんとびっくりだわ」

「で、結果は?」

「無理って言ったよ 雅紀は友達だしさ それに今は大地さんがいるしさ…」

「でも音信不通なんでしょ?」

「まぁね…」

あれから2週間ずっと返事がない

「大丈夫なの?」

「きっと忙しいんだよ」

待ってれば必ずくる

そう信じていた