「ごめん…」

私は雅紀から離れた

まともに顔見れないよ…

気まづい雰囲気が流れる

雅紀といてこんな空気になったのは初めてだ

友達の壁を破るとこうなるのか

「悪い… いきなり…」

雅紀はうつむいたまま呟いた

「その… 雅紀とは友達っていうかさ そうゆうふうにしか見えないんだよね… ごめん それに今いい感じな人がいるんだ…」

「うん わかった 本当にごめんな もう忘れてくれ 帰ろうか」

「う、うん…」

私たちは海を後にした

車の中では沈黙が続き音楽だけが鳴り響いていた