記憶

あれは確か中3のときの出来事…

ーーーーーー

「あ、葵ごめん 私トイレ行くから先戻ってて」

「わかった」

私はトイレに入った

トイレを済ませ個室から出ようとしたとき女の集団が入ってきた

「あー、うざっ まじウザいわ」

この声はクラスでもリーダー格を張ってるありさ

「ほんとだよね」

そして周りにいるのは金魚のフンの方々

完全に出るタイミング失った

まぁ帰るまで待と

私黙って待つことにした

「あ、まじメイクとるとかありえないわー 水澤って人気あるみたいだけど変なとこ真面目だよねー」

「ほんとそうだよね 最近調子乗り過ぎ教師づらしやがって」

そんなの自業自得だろ

お前らこそ調子乗んな

心の中で呟いた

先生のことを悪く言われるととても嫌な気持ちなる

それなら自分の悪口言われる方がマシ

「そういえば水澤生徒てデキてるって噂あるよ まじキモいよね ロリコンかよ」

「そのまま問題起こしてクビになればいいのに」

「ほんとだよね あ、もうチャイム鳴るし行こ！」

トイレが急に静かになった

私は扉を開けた

あいつら勝手にありもしない噂話を…

許さない…！