「やっぱり誠が思い出せないことって…」

「私ですよ 先生が思い出せないのは」

「あんただったのね… なんか怪しいと思ったのよ 誠最近様子おかしかったし」

薫さんの顔はドンドン強張っていく

怯んじゃダメだ!

「私は先生に思い出して欲しんです! ずっとずっと待ってたんですよ私は!」

「そうゆう訳にもいかないのよ…! 誠は今のままでいいの 今思い出したらきっと混乱する 誠は私が幸せにしてあげるの! だから邪魔しないで…!」

「そ、そんな…」

私だって先生が欲しい

ずっと私だけを見てて欲しい

先生が幸せをくれた分次は私が幸せにしてあげるって決めたの だからだから…