「負担か…」

私は病院を出て家の近くの公園に来ていた

辛いことがあったときは公園のブランコに乗る

小さい時からそうだった

薫さんに言われた言葉が頭をループする

私は先生にとって負担だったのか

だからあんなことに…

もう私に会いに行く資格なんてないんだ

「何してんだよ」

後ろから声をかけられ振り向いた

「ま、雅紀⁉︎ どうしたの?」

「いや、たまたま通りかかったからさ ブランコってことは嫌なことあったんだろ?」

雅紀はなんでもお見通しだ

「たくなんであんたはいつも落ち込んでる時にくるかな…」

「知らねーよ どうせ先生のことだろ? なんかよくわかんねーけどさ」

「正解です 雅紀にはちゃんと話すね…」

私は先生のことを全部話した

事故のことも私の記憶だけないこともそして再会してからの出来事も…

雅紀は黙って聞いてくれた