「これ、ジュースとお菓子置いとくからね」

「いつもありがとう葵…」

衝撃の事実を知ってから1週間

私はいまだ立ち直れない

「大学は行ってるんでしょうね…?」

「行ってるよ 死んでも行けって言ったの葵じゃん!」

「まぁあんま無理しないでよ じゃあ私帰るね また連絡して」

「本当にありがとう…」

葵は本当に優しい

厳しいことも優しいことも言ってくれる

そんな人に巡り合えただけでも感謝しなきゃいけないんだろうけど…

「先生…」

私はいつの間にか夢の中へ

そしてまた先生の夢を見る

どうしたら前に進めるのかが全くわからない