部屋に戻ってみると、充希がけろっとした顔で『ご飯行こ』と言ってくるから私も拍子抜け。
なんて言うんだろう…春兄のことを話しているときの充希は別人格みたいというか、他人が憑依している感じ?
「ねぇ、充希ってさ…」
「なに?」
「多重人格?」
「…は?」
なーんて、違うか。
食事会場に着くと、かなり人が集まっていた。ちょうど二人分場所が空いていて、そこに座る。メニューは鰆の西京焼きをメインに、白米や味噌汁、青菜のおひたしなどとてもヘルシー。
「明日だっけ、球技大会って」
西京焼きだけを箸でつつく充希に、ご飯と一緒に食べればいいのにと思いつつ、ポケットを漁り綺麗に折りたたまれた紙を取り出す。
「…そうそう。午前1コマやって、球技大会挟んで、午後また授業だってさ」
取り出した行動表に目を通しながら答えた。
「あんた、こんなところにまでそれ持って来て、真面目だねー」
「私結構時間勘違いするから、持ってないと不安なの」
「あーそれはある。変なところで天然出すもんね、藍は」
「天然じゃないもん」
「…こりゃ春人さんも放っておけないわけだ」
「何か言った?」
「別にー」
今日はご飯を食べれば後は自由時間。
就寝時間は23時だから、それを守れば何をしていてもいいらし。…と言っても、就寝時間を守る人なんていないと思うけど。
なんて言うんだろう…春兄のことを話しているときの充希は別人格みたいというか、他人が憑依している感じ?
「ねぇ、充希ってさ…」
「なに?」
「多重人格?」
「…は?」
なーんて、違うか。
食事会場に着くと、かなり人が集まっていた。ちょうど二人分場所が空いていて、そこに座る。メニューは鰆の西京焼きをメインに、白米や味噌汁、青菜のおひたしなどとてもヘルシー。
「明日だっけ、球技大会って」
西京焼きだけを箸でつつく充希に、ご飯と一緒に食べればいいのにと思いつつ、ポケットを漁り綺麗に折りたたまれた紙を取り出す。
「…そうそう。午前1コマやって、球技大会挟んで、午後また授業だってさ」
取り出した行動表に目を通しながら答えた。
「あんた、こんなところにまでそれ持って来て、真面目だねー」
「私結構時間勘違いするから、持ってないと不安なの」
「あーそれはある。変なところで天然出すもんね、藍は」
「天然じゃないもん」
「…こりゃ春人さんも放っておけないわけだ」
「何か言った?」
「別にー」
今日はご飯を食べれば後は自由時間。
就寝時間は23時だから、それを守れば何をしていてもいいらし。…と言っても、就寝時間を守る人なんていないと思うけど。



