「多分ね、多分だけど、好きなのかもね」
言ってて恥ずかしくなり、ニヤニヤする充希の横を早歩きで通り過ぎる。
その後すぐに追いつかれ、肘で突いてくる。
「恋に恋する藍ちゃんで終わらないようにね〜?」
「もー、うるさいな!」
実際のところ、今までそういうのばっかりだったからなくなはい。
でも、今回は違う気がするんだ。
「彼女いるのかな、河西くん」
「さぁ?本人に聞いてみればー?」
「もうニヤニヤするのやめて!!」
「あははー」
結局散々からかわれたまま充希と別れた。
いつもより帰り時間が長く感じた。
別れ際に言われた、『春人さんには相談しないようにね〜』っていう言葉がちょっと引っかかったけど、あれ何だったんだろう。
どうして春兄には相談しちゃいけないのかな?
悩みを真剣に聞いてくれて、いつも的確なアドバイスをくれる春兄。
昔から、相談するなら春兄!っていうくらいにたくさん話を聞いてくれた。
充希はどういう意味で言ったのだろう。
少なくとも春兄は私よりも全然恋愛経験あると思うから、そういう相談事とかしやすいんだけどな。
「藍ー!」
色々考えながら歩いていると、後ろから呼び止められた。
タイミングが良すぎることに、声の主は春兄だった。
スーツを着ているところを見ると、今日も説明会だったのかな?
相変わらずスーツが似合っている。
「就活してますねーお兄さん」
「何だよその言い方」
柔らかく笑う春兄。
今日みたいな暖かな日に春兄の笑顔はよく合う。
言ってて恥ずかしくなり、ニヤニヤする充希の横を早歩きで通り過ぎる。
その後すぐに追いつかれ、肘で突いてくる。
「恋に恋する藍ちゃんで終わらないようにね〜?」
「もー、うるさいな!」
実際のところ、今までそういうのばっかりだったからなくなはい。
でも、今回は違う気がするんだ。
「彼女いるのかな、河西くん」
「さぁ?本人に聞いてみればー?」
「もうニヤニヤするのやめて!!」
「あははー」
結局散々からかわれたまま充希と別れた。
いつもより帰り時間が長く感じた。
別れ際に言われた、『春人さんには相談しないようにね〜』っていう言葉がちょっと引っかかったけど、あれ何だったんだろう。
どうして春兄には相談しちゃいけないのかな?
悩みを真剣に聞いてくれて、いつも的確なアドバイスをくれる春兄。
昔から、相談するなら春兄!っていうくらいにたくさん話を聞いてくれた。
充希はどういう意味で言ったのだろう。
少なくとも春兄は私よりも全然恋愛経験あると思うから、そういう相談事とかしやすいんだけどな。
「藍ー!」
色々考えながら歩いていると、後ろから呼び止められた。
タイミングが良すぎることに、声の主は春兄だった。
スーツを着ているところを見ると、今日も説明会だったのかな?
相変わらずスーツが似合っている。
「就活してますねーお兄さん」
「何だよその言い方」
柔らかく笑う春兄。
今日みたいな暖かな日に春兄の笑顔はよく合う。



