「なになにー?廊下まで藍のでっかい声聞こえたんだけど!」
「あ、充希おはよ」
「おっす伊藤」
教室に入って来たのは充希だった。
充希は席にカバンを置くなりグイグイ話題に入って来る。
「で、どした!?」
「いや、別に…」
「は?親友の私に隠し事するつもり!?」
「違くて!そんな大した話じゃないから」
「俺が毎朝ランニングしてるって話にびっくりしてただけだよ」
充希を落ち着かせようとそう言った河西くんに食いついた。
「え、河西ランニングするの!?毎朝!?そりゃびっくりするわ」
「何だよ二人して」
『ひでー』と机に突っ伏す河西くん。
良かった、いつもの空気に戻った。
さりげなくフォローしてくれたのかな。
ちょっぴり胸がくすぐったくなった。
「いやーそれにしても河西がランニングなんてね」
「今日はその話で持ちきりだったね」
私たちはそんな話をしながら校門まで歩いていた。
部活動に励む生徒たちの声が飛び交う中、ある人物の名前を呼ぶ声に足が止まる。
「河西こっち回せ!」
目を向けるとサッカー部。
ボールを操る河西くんの姿だ。
「藍ー?」
私の少し先を歩いていた充希が振り返る。
「何ー?河西じゃん」
「うん…そだね」
視線は河西くんに向けたまま、小さく呟いた。
サッカーしてる姿初めて見た。
かっこいいな…
「ねぇ、やっぱラブな予感当たってるんじゃないの?」
「…え!?」
「好きなんでしょ。好きそうなタイプだもんね、河西みたいなの」
「なななな何言ってんの!?違うから!あーサッカーしてんなーっていう目で見てただけだから!!」
「サッカーしてんなーかっこいいなー好きだなー、でしょ?」
充希には何言ってもダメな気がして来た。
この際言っちゃおうかな。
「あ、充希おはよ」
「おっす伊藤」
教室に入って来たのは充希だった。
充希は席にカバンを置くなりグイグイ話題に入って来る。
「で、どした!?」
「いや、別に…」
「は?親友の私に隠し事するつもり!?」
「違くて!そんな大した話じゃないから」
「俺が毎朝ランニングしてるって話にびっくりしてただけだよ」
充希を落ち着かせようとそう言った河西くんに食いついた。
「え、河西ランニングするの!?毎朝!?そりゃびっくりするわ」
「何だよ二人して」
『ひでー』と机に突っ伏す河西くん。
良かった、いつもの空気に戻った。
さりげなくフォローしてくれたのかな。
ちょっぴり胸がくすぐったくなった。
「いやーそれにしても河西がランニングなんてね」
「今日はその話で持ちきりだったね」
私たちはそんな話をしながら校門まで歩いていた。
部活動に励む生徒たちの声が飛び交う中、ある人物の名前を呼ぶ声に足が止まる。
「河西こっち回せ!」
目を向けるとサッカー部。
ボールを操る河西くんの姿だ。
「藍ー?」
私の少し先を歩いていた充希が振り返る。
「何ー?河西じゃん」
「うん…そだね」
視線は河西くんに向けたまま、小さく呟いた。
サッカーしてる姿初めて見た。
かっこいいな…
「ねぇ、やっぱラブな予感当たってるんじゃないの?」
「…え!?」
「好きなんでしょ。好きそうなタイプだもんね、河西みたいなの」
「なななな何言ってんの!?違うから!あーサッカーしてんなーっていう目で見てただけだから!!」
「サッカーしてんなーかっこいいなー好きだなー、でしょ?」
充希には何言ってもダメな気がして来た。
この際言っちゃおうかな。



