後ろ座席のドアを開ける。 そこにあなたは居ました。 ねぇ、 ねぇ‥‥‥智哉。 その小さい子みたいに笑う、可愛い笑顔が印象的でした。 でも、 ごめんね? あたし、馬鹿だから‥‥ この出会いに運命とか、奇跡だとか、初めは思いもしなかったよ‥‥‥‥。 これからの事も知らずに、いつもの関係で終わらすつもりでした。 この奇跡を もっと早くに‥‥ 気付けていれば良かったのにね‥‥‥‥‥。