あ〜あ、面倒臭い。
チラっと時計を見た。
─4時21分
全然寝てないや。
しかも5時から、ゆかの家に行かなきゃなんないし‥‥‥‥
あたしが黙ってると
よし君って人はあたしが悩んでいるのを感じたのか、慌てて付け加えた。
「あっ!遊びって言っても、紹介したい奴がいんだよねっ!かなちゃんの話をしたら、会いたいって言うからさぁ〜。」
おっ、新しい男じゃん。
こりゃあ‥会わないっていうのは、ないでしょ〜。
「‥‥分かったぁ。じゃあ、〇〇公園で待ってるね〜」
「はいよーっ!着いたら電話してね〜」
ゆかに言っとこーっと!
─今日は行けなくなったぁ。ごめんねぇ〜。
さやかより
──送信っ
さぁ〜ってと‥‥
〇〇公園に行くかぁ。
─この時のあたしは
気づくわけもなかったんだ‥‥‥‥‥‥‥
今から
あたしにとって‥‥‥
切なくて
甘い‥‥‥
そんな運命な出会いをするなんて‥‥‥‥
知るよしもなかった‥‥‥
