月曜、仕事も一段落し、家庭的な食事とストレス発散の会話が効いたのか、すこぶる体調が良かった。

「佐東、艶が良いな。
桜木さんとイイコトしたのか!
くぅ~っ、羨ましい!!」

「は?」
金曜日に一緒に帰ったのを見ていたらしい。

イイコトって、下ネタ想像してるだろう、こいつ。

「先輩の従兄弟と三人で食事しただけだぞ。お前が想像したような事は何も無いってば。」

「そうか、家族ぐるみの付き合いなんだな、やっぱり!
結婚式はボーナスの後にしてくれよ。
お祝い位してやる!!」

こいつ、話通じねえ!
よく社会人やってるな。
同期でなければ、避けて通るタイプだぞ。

うんざりしながら奴と別れた。




「あ、佐東くん。
着替え洗ってうちに置いてあるから。」

うん?

奈央先輩が今、意味不明な事をおっしやったような、、、、、??

着替え?

あっ!!俺、シャワー入った時の脱いだパンツ、どこにやったっけ?!
まずい、先輩の部屋に忘れて来て、それを洗濯させたって事か、、、。
地味にへこむな。

「先輩、申し訳ありません!
洗濯までさせちゃって、何とお詫びすればいいのか。」

「ああ、良いのよ。兄とかいるから慣れてるし。じゃ、又。」

忙しそうに仕事に戻って行った。

俺のHPは限りなくゼロに近付いた気がした。