学校ーーーー


「おはよう♪」


「おはよう」


かわらない朝・・・
変わったのはあたしだけ・・・。


憂鬱なまま
学校をすごし
アヤカと分かれて家に
帰った。
そして・・・
ケイタイを開く。


「仕事お疲れ様。
 いきなりごめんね・・・。
 今日は話したい事があったので
 いつもより長いメールにします。

 あたしは最近弱い。
 きっと幹斗に甘えてるんだと思う。
 海から帰ってきたあと考えたの・・・。
 やっぱりあたしは
 あたしなりのプライドがある。
 ごめんね・・・
 幹斗は悪くないのに・・・。
 あたしが全部悪いの。
 あたしが弱いから・・・。
 
 本当に今までありがとう。
 幸せにできなくてごめんね。
 最後に・・・
 ダイスキです・・・。」



ボタンを押す手が震えていた。
涙が止まらない・・・。


送信


このボタンを押すと
もう幹斗には会えない・・・。

このボタンを押せば
もう幹斗に会わなくてすむ・・・。



あたしは決心したんだ。


心の中で
深呼吸をして
ボタンを押した・・・。





幹斗、
バイバイ・・・。