「お母さんから聞いたか?」 「はい…。」 先生は少し 考え込んだ感じで 続けた。 「どうするだ?」 「学校辞めます。」 「本当にいいのか?」 「はい。」 「そうか…。」 腕を組んで 考える担任は どこか悲しいそうだった。