心なしか
仕事もいつものように
上手くいかない。


お昼休み…



「幹斗!」



「はいッ」



仕事場の先輩が
遠くから呼んできた。



「彼女さんが来てるぞ!」



彼女…?
優が来たのか…?



俺は重い足を
動かして走って行った。

しかし、そこには
優は待っていなかった。



「来ちゃった…。」



「あき…」



こいつには
本当に飽きる。
仕事場に来るとか…



「この前の話し…」



ドクンッ…



「お昼食べながらで
いいからダメかな?」



こんなんじゃ
飯なんてろくに
喉とおんねぇよ
と思いながらも
俺は、あぁと答えた。