「はあ?!」


また悪質な笑顔になり、わたしに近づいてくる変態男。


逃げようとしても、ベッドの上で逃げきれるわけもなく。


「離せー!!」

「暴れると落ちるっつーの」


横抱きにされ、バスルームまで強制連行。


マジで勘弁してくれ!!


「わたしさっきシャワー浴びたし!だいたいお風呂にお湯入ってないじゃん!」

「大丈夫大丈夫」

「なに大丈夫だよ!!」


聞く耳を持たないこのハゲ、基、悲しくもわたしの旦那である変態龍成は、服も脱がずバスルームに入り、浴槽にわたしを降ろした。


「な、何する……わっ!」


そのわたし目掛けて、シャワーが降り注ぐ。