「りーこ!捕まえた!」

「もぉー。翔くん足速すぎるー!」


翔くんの手がわたしの肩に触れる。

捕まったのは悔しいけど

触れられたことが嬉しくて。




「じゃあ莉子が鬼な!」

「絶対捕まえてやるんだからー!」


翔くんがわたしから逃げて行く。

翔くんを追いかけるわたし。



「おいおい!お前ら2人で追いかけあったって楽しくねーぞ!」




ずっとずっとこの時間が続いてほしかった。

いつまでもずっと。