「えっと…ごめん、いやだった?」 「いや、そんなことないよ!!」 むしろ嬉しかった なんて言葉は飲み込んだ。 「自分でもびっくりしたんだ。 咄嗟に莉子って呼んじゃって。 …でもこの際さ、莉子って呼んでもいい?」 「いいよ!!」 嬉しすぎる。 これから毎日莉子って呼んでもらえる。 なんだか一歩近づけた感じがする。