「わたしのこと気にせずに片岡といっぱい話しなよ!」 集会の前、わたしの後ろに並んだ明菜がわたしの耳元で小さな声で言う。 「ありがとう。」 片岡くんはわたしの前に並んでいた。 大下くんと昨日のテレビ番組について楽しそうに話している。 笑顔、好きだなぁ… 片岡くんのくしゃっと笑う笑顔が大好きだった。