「正解です。」 先生のその言葉に安心して 片岡くんを見た。 小さくピースをして笑っていた。 困ってるの気づいて助けてくれるとか優しいな。 授業は進んでいき、嫌いな算数の授業は終わった。 授業終わりの挨拶をしたあと、片岡くんはさっきのページを開いてわたしを見た。 「さっきのやつの解き方なんだけどな」 わたしのノートに解き方を書いてくれて説明してくれた。