時計を見る。 19時半を過ぎていた。 約束の時間… ねぇ、わたしここで行かなかったら後悔する? 本気で恋をした相手が今わたしを待っている。 でもわたしにはわたしを好きでいてくれる蒼くんがいて… 蒼くんを傷つけたくなくて… ……でもそれでも会いたい 我慢していた気持ちが一気に溢れてきたのがわかった。 その瞬間迷わずわたしは走った。 あの公園へ… 蒼くんごめんなさい。