家に帰って
わたしは夜明菜に電話した。
「え!?片岡に会った!?嘘!?」
会ったと言った瞬間、明菜もとても驚いていた。
昔、両思いだったことも連絡先を交換したことも伝えた。
「あのとき気持ち伝えてたら莉子があんなに辛い思いせずに済んだのかなって思っちゃうけど、でもよかったね、また会えて。
なんか縁があるんじゃない?連絡先聞かれたんでしょ?また会おうって言われたんでしょ?もし莉子がまた片岡を好きになったら次はちゃんと気持ち伝えるんだよ?」
なにか縁があるんじゃない?と言われて
そうなのかなと思った。
もし今日あの場所に行かなければ
会えてなかった。
