彼氏(?)ができて、2週間たったときだった。
雅くんとは毎日仲良し。
その日も、いつも通り授業中に手紙交換をしたりしてた。
午前の授業なんて記憶になかった。
記憶に残ってるのは手紙交換の事だけ。
そして給食の時間になった。
給食のときもいつも喋ってた。
けど今週、彼は給食の当番で、仕事をしなきゃいけなかったから私は、頑張ってねと言い彼は去った。
私は暇すぎて、面倒だったけど給食を取りに行った。
その日の給食は全部嫌いな食べ物ばかり。
全部少なめでいいや…と給食の当番の子に
「少なめでいいよ」
と言いながらご飯や、おかずをもらった。
あとはサラダをもらって席につくだけだ。
サラダの係の所に行って、少なめと言った。
「えっ、少なくていいの?」
そのサラダの係の男子が言った。
「え…?」
私はその男子の顔を見た。
その男子はこの間、弱そうなお坊っちゃま系だと思った男子だった。
「あっ、うん♪」
私はなぜかニコニコで言った。
そしてサラダをもらい、自分の席に行って座った。
「あれっ!少ないねぇ。たくさん食べないと!」
奈由ちゃんが話かけてきた。
「うん…給食嫌いだもん。」
「そっか~好き嫌いはいかんよ?って人の事言えないけど♪」
「そうだね。…てかぁ、なんか気になる人、できたかも。」

「…え!?」
奈由は驚いてた。
当たり前だよね、雅くんいるし。
と、思ったら…
「誰!?」
…と。
…って、そっちかよ!!
私は奈由に今までの事を話した。