……でも、この顔で不自由……というより、めんどくさいこともある。
それもあるから俺は、学校に行きたくないのだ。
でも、行かないと琉心に色々言われるから俺は、
「ちゃんと起きてるから。
着替えてから下いくよ」
と、ベットから降りてドアの方に向かって言い放った。
「はーい。」
と、返事を返した琉心。
ートントン
階段を降りる音がする。
きっと、琉心が降りていったのだろう。
とりあえず、着替えないと。
俺は、制服に着替え枕元にあったスマホを充電して置いて、部屋から出て下に向かった。
リビングに行くと、父さんはもういた。
「……おはようございます 」
「あら、柊聖。おはよう」
テレビを見ながらいう母さん。
母さん、仕事しろよなと心の中で呟いた。
俺の母さんはご飯は絶対に作らない。
洗濯とかはするのにご飯だけは作らない。
それは、俺達が4人になった前から。
父さんも父さんで新聞を見ている。
一方、琉心はキッチンでご飯を作ってる。