なかなか、思い出せない。



「琉心、手紙あったか?」



「あ、柊聖……、うん。


でも、ごめんね。琉心が、ぐしゃぐしゃにしちゃったみたい……」



そう言うと、柊聖は



「ったく、お前は……、まあ書けるんだからいいだろ。


俺の分貰うな」



柊聖のぶんを渡したら柊聖は自分の部屋に戻った。



……っ、





……あのことは、絶対に言えない。






琉心だけの……私だけのヒミツ……、