そして、俺を見かけた瞬間クラスメイトは……



「きゃああああっ!!!」



「清水くん!!おはようございます!」


教室に足を踏み入れた瞬間俺を囲む女子。


愛華たちみたいに、すげー威圧あんだけど。



「ちょっ!あんたたち!愛華の許可なく柊聖くん囲わないで」


……グットタイミングと言ってもいいのか、陽葵たちが登校して来てくれた。


「……あ、ご、ごめんねっ、愛華ちゃんたち……」



「わかればいいの。


早く、散りなさい」



愛華は、そう投げかける。


それを素直に受け入れたクラスの女子。



……このクラスは、愛華中心だよな。



特に、女子は。



「柊聖くーん!今日ね、お弁当作ったんだ♡

もし、よければ食べてよ♡♡」


愛華がバックからバンダナみたいなので縛ってあるお弁当箱を差し出した。



……困ったな。


今日の昼は琉心の弁当だし。


って言って、愛華の弁当受けとんないのも陽葵たちに何かしら言われるだろうし。



「愛華さん。

ありがとう。すげー嬉しいよ。お弁当箱は明日返すね」



ニコッと笑ってから俺は、夏樹の元へ向かった。