「……ああ、愛華さんたちおはよう」


俺は、愛華たちにそう一声かけて夏樹と共に学校へ向かった。


「陽葵……あのグループにいて幸せなのかな」


夏樹が3人が見えなくなってからポツリと呟いた。



「ん……?

まさか、おまえ……陽葵のこと好きなのか?」


「……そうだよ!悪ぃかよ」


パッと顔をそらす夏樹。





「……オレはさ、琉心ちゃんのこと好きな時期はあったよ?

それは、友達としてな?

オレは、ずっとずっと陽葵しか見えてなかったし」



「……夏樹って、以外と一途なんだな」