ワン、ツー、さん、し!


心音「大学って同じ大学ですか?」

宇都目「違う違う

音大と普通に教育学部のあるとこ」

早紀「なでまた音大」

宇都目「ん?んー…

あの頃は夢しか見てなかったからなー…

音大出て、

バイトやりまくって、

でも、プロってのは遠くて

なんか途中でプツンって」

早紀「は?」

宇都目「それで、

なんか教師目指すかってなって

気づいたら高校教師なってた


お前らさ、古典の先生っていうけどな

一応現代文も出来るからな?

来年は現代文かもしれないぞ?」

早紀「プツン、ってなって

そこまで行けます?」

宇都目「昔から変な度胸があるんだよ」

早紀「よく分からないけど」

宇都目「俺さ、

いつもトップが隣にあった

正しいことをして、

しなきゃってなって

そして1番ってのが付いてきて

疲れて一回目のプツーンだよ」


心音「厳しいお家だったんですか?」

宇都目「両親とも教師」

早紀心音(ブレたんだな)