季節は春




太陽が優しく笑って風さえも暖かい




あの公園で日向ぼっこでもするか



バイクを停め近くのベンチに転がる



「…………眩しい」



だが人は欲求には逆らえない



瞼を固く閉じ睡魔が襲ってくるのを待った



だがそう簡単に行くわけがない



ちょうどいいタイミングで鳴り響く携帯



取ろうか、取らなくてもいいか



だがその着信はしつこく鳴る



「あぁぁ!!ったく!」