「──てことで、あんなことになってました……」 学校の最寄り駅前のファミレスでさっきの出来事を語り終えた私はグラスを空にさせた。 「で、どーすんの」 肘をついて聞く親友に目を向けると私は口を尖らせた。 「っ、なによ」 「……なぜ笑ってる」 「ワラ!?笑ってなんか……ぶっ」 「ほら笑ってるじゃんー!」 サイテー。 せっかく嫌な思いを打ち明けたのに。 笑うなんてありえない!