「うん、結構可愛かったよな。どっかの誰かさんより女子って感じだったしな」





雄大が“どっかの誰かさん”のところで私をちらっと見た。




ほら、銃弾に撃ち抜かれた。




 
「悪かったな。女子っぽくなくて」




はいはい。




どーせ私は男っぽいですよ。




なにげ傷ついてんだからね。