私限定の甘さ 番外編


「嫌がらないなら…もう知らないから」


そう言って少しずつ近づいてくる俊の顔。


ど、どうしよう…!


いくら人通りが少ないと言ってもここは道路でいつ誰が通るか分からない。


見られたらどうしよ…!!


で、でも…バレンタインだし…これくらい…いいかな?


そう思って素直にキスを待とうと目を閉じた。


…ん?


あれっ?なんか忘れてるような…。



バレンタイン…。



ああああああ!!


すっかり忘れていた。



今日はバレンタインだった!!


チョコ、まだ渡せてない!!



「ちょっと、ストップ!!」


唇が当たるまであと1cmってところで私は手で俊の唇を抑える。